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実家に帰らせていただきます、其の一。(喜多方ラーメン まこと食堂)

今日から隊長が夏休み。
というワケで、二人仲睦まじく?山形へと帰省して参りました。

8月13日(金)、晴れ。
昨年の失敗を繰り返さないようにと出発時間を無理のない時間帯に設定。
4時起床~入浴~6時ちょっと前に出発と珍しく二人とも息ピッタリに一連の作業を済ませ、6時過ぎには首都高に乗ってなんだかいい感じ。
午前7時、川口を通過し、いざ東北自動車道の旅へ。
出発進行ぉー!!

大渋滞はないものの、時折詰まる断続的な渋滞にイライラする隊長をよそに、ワタシの頭の中はSAで何を食べるかでいっぱい。予め隊長から聞かされていた休憩場所であるSAの名物を高速MAPでチェックしながら恒例のSAつまみ喰い大会が始る。

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①佐野SA:完熟パイン 200円。


半シャーベット状態の棒にささったパイナップル。
まだまだ酸っぱくて完熟と語るには早すぎる味ではあるものの、シャリシャリしてうまー。
隊長は寝不足と便秘で一口しか食べず、、、。


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②那須高原SA:那須特製コーヒージェラード 280円。


当初、450円で売っていた那須牛串を購入する予定だったのだが、「こんなの硬くて喰えたもんじゃねぇー」と叫ぶ知らないおじさんの声を聞いたと言う隊長の大反対にあい中止。
急遽ジェラードに変更したものの、「お奨め!一番人気!」の文言を信じて選んだコーヒーは別段味わい深いものはなく、更にジェラードと言うにはシャリシャリ感がなさすぎた代物であった。

その後、2箇所ほどで休憩をしながら東北道から磐越道に乗り高速をおりたのだが、休憩する度に見られたのがキュウリの1本漬け。
昨年は磐梯山SAでしかなかったのに、今年は1本漬けが熱いのだろうか。

高速をおり、喜多方へ向う。

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昨年、坂内食堂に負けず劣らずお客が並んでいた
川沿いのお店「まこと食堂」へ。


左の入り口はテーブル席、そして右の入り口を入ると古い料亭のように個室に分かれており、個室毎の定員入替え制でごっそりと席に案内される。
坂内食堂もまこと食堂も炎天下の中1時間近い待ち時間を我慢しなければならないのだが(おかげで首の周りが土方焼けしてしまったのだが)、どちらの店にも共通して言える事が1つある。
それは、お店の人達の段取りが良く不思議と苛立つことがなく、逆にその立ち居振舞いを眺めるのが楽しいということだ。
特にまこと食堂は、店員さんのほとんどがお手伝いのおばさんで、まるで田舎の婦人会の集まりのような活気と笑いがありなんとも居心地がいい。今年はこちらの方がはるかに並び客が多かった。

実家に帰らせていただきます、其の一。(喜多方ラーメン まこと食堂)_e0254379_1356718.jpg実家に帰らせていただきます、其の一。(喜多方ラーメン まこと食堂)_e0254379_13561681.jpg
 
左:中華そば 550円
右:シャーシュー麺 850円


さてお待ちかねのラーメンは、あっさり醤油味のスープに喜多方特有のやや平らなちぢれ麺。
坂内食堂との違いはスープと叉焼。
まずはスープ。
トンコツ煮干がベースらしいのだが、トンコツの臭みはまったくなく、だからと言って煮干の圧倒感もなく、なにしろクセのないあっさりスープ。しかし旨みは充分にあり、それを醤油のコクがギュッと1つにまとめている感じ。
昔ながらの中華そば的な味で実にワタシ好みだ。
そして麺、ネギ、しなちくのハーモニーが更に優しい懐かしい味をかもしだす。
パンチはないけど安心して食べられる味。しかし無難な味とも言える。
そして叉焼だが、これはいただけなかった。
美味しいのと美味しくないのとがあり(ジューシーなのとパサパサなの)、全てが甘くてジューシーでとろけてしまう坂内食堂には絶対に勝てないと思う。
まこと食堂のスープに坂内の叉焼が乗ったら最高なのになぁー、、、、、というのがワタシの感想。

楽しい寄り道を終え、お墓参りにギリギリ間に合う時間に我家へ到着。
昨年は冷夏で長袖なしでは凍えそうな位の寒い夏休みだったが、どうやら今年は標準的な暑さ。
だけど横浜のようなじめじめした暑さではなく、風はもう秋風に近い。
空も高い。
秋はもうそこまで来ている。

実家に帰らせていただきます、其の一。(喜多方ラーメン まこと食堂)_e0254379_1357236.jpg
お刺身盛合せ(鮪・鮭・タコ・ほっき貝・カンパチ・イカ)
ナッツ、ふっくら梅、キノコの煮付け、
あざみと米沢牛の煮付け、穴子の煮付け、
ずんだ茄子、昆布巻き、スイカ
スパークリングワイン


久しぶりに会う可愛い甥っ子を思いっきり弄りまわし、待ちに待った母の手料理を堪能。
3家族、8人での晩ご飯。
準備は大変だけど、賑やかでとても楽しい。
祖父と祖母が健在で7人家族だったあの頃に戻ったよう、、、、。

母の料理は相変わらず美味しくて、そして、茶色くて、笑。
みんなの写真を撮らず飯ばかりを夢中に撮る娘に「なして?」と疑問よせる母は、今年もまた娘の手によって茶色い料理を世界に配信されたのであった。

by kiisuke0320 | 2004-08-13 13:49 | お出かけ(東北)